フェイス・ド・block 4
?「プレイヤーは揃ったようだな」
??「はい、こちらの通りです」
?「ふむ…。ン、こいつ、特にいい働きをしてくれそうだな」
??「残りは何がありましたっけ」
?「監視カメラの設置だな。すまないが、お前のとこでやってくれないか?配置図は用意する」
??「了解です。あと、スーツは…?」
?「問題ない。東京の会社に特注したやつを今から取りに行く。」
??「! お気をつけて」
?「フフ、楽しみだな」
??「プレイヤーたちも心待ちにしているようです」
?「何としてでも成功させてみせるぞ、私の意地だ」
?「協力してくれるな」
??「勿論でございます」
?「そうだな、このゲームを『フェイス・ド・block』とでも名付けようか」
??「ド…?ド、とはどういう意味で?」
?「フフ、何でもない。小学生が考えた安易なネーミングよ」
??「はぁ…」
ー金曜日ー
C「いよいよ明日だな。今夜は楽しみで眠れないぜ」
A「何か、持ち物とかはあるのか?B」
B「ああ。携帯だ」
C「言われずとも、って感じだな」
A「他は?」
B「うんにゃ。動きやすい服で来てくれ、とだけ。あとは向こうが用意してくれるらしい。まぁ、多分、何持ってきてもいいだろ。凶器以外なら。」
A「2日連続でやるんだろ?どういうシステムなのかな?」
C「見当もつかねぇな!あーやばい、あーやばい。ワクワクが止まらないぜ」
B「朝9時に、ここ集合な」ペラッ
A「ここは…」
C「この町の、これは……。アパート?」
B「そう、アパートだ。しかし現在は使われていない。廃墟となったボロアパートだ」
A「なんでこんなとこに…」
B「エンが買い取ったらしいぜ」
A「…」チラッ
C「!?いや、俺ん家だってこれくらい買えるし!いやむしろマンション買えるし!」
B「あーわかったわかった」